御堂筋NEWS

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【大阪クラシック2021】現地公演を取材しました!

2006年から開催している初秋の大阪を彩るクラシック音楽の祭典「大阪クラシック」。今年は世情をかんがみ、大阪市中央公会堂・あいおいニッセイ同和損保 ザ・フェニックスホールなどで行われる目玉の有料公演も、定員を減らして開催しました。

国指定重要文化財にも登録されている公会堂。
会場はヨーロピアンスタイルのホール「中集会室」でした。

取材したのは、大阪市中央公会堂にて9月13日(月)に開催された公演、曲目はベートーヴェン/弦楽三重奏曲より第1番より第1・2楽章、ドホナーニ/弦楽三重奏曲 ハ短調 作品10「セレナード」。演奏者は、大阪フィルハーモニー交響楽団の田中美奈さん(ヴァイオリン)、井野邉大輔さん(ヴィオラ)、林口眞也さん(チェロ)です。

演奏が進むについて、どんどん引き込まれていく幻想的な音楽の世界。演奏者の皆さんがリズムに合わせて体を揺らす様子が、その世界を全身全霊で表現していらっしゃるように感じました。また、中集会室の特徴でもあるアーチ状の高い天井が、音の響きをさらに美しいものにしていました。観客の皆さんも芸術の秋の昼下がりを思う存分に堪能している様子でした。

最後にはアンコール曲、ベートーヴェン/6つのメヌエットの演奏もあり、充実の公演となりました!

左から、井野邉大輔さん、田中美奈さん、林口眞也さん。

演奏者の皆さんにお話を伺いました!

終了後には特別に演奏者の皆さんにインタビューさせていただきました。

Q. 大変な世情の中の開催になりましたが、今回の大阪クラシックに込めた思いなどを教えてください

田中さん どうしても気持ちがこもりがちになってしまうと思いますが、音楽を聞いて少しでも明るい気持ちになってくださったら嬉しいです。また、多くのスタッフの皆さんにも支えられて、今回開催できたことには感謝の気持ちでいっぱいです。

林口さん 大阪市さんにもご協力いただき、今年も開催させていただけるのは有難いことだと感じています。観客の方にもこのような状況の中わざわざお越しいただき、演奏ができることは私たちにとって非常に幸せなことです。

井野さん クラシック音楽の起源は、5世紀に生まれた神に祈りを捧げる聖歌です。その脈々と続く歴史や敬虔な気持ちを観客の皆さんと一緒に次代へ繋いでいける場は、とても貴重だと感じています。

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有料公演は終了しましたが、無料配信動画が下記ページよりご覧いただけます。全21公演の動画は2021年10月31日(日)まで視聴することができ、お家で楽しむ音楽の秋にぴったり!気軽に本格クラシックの世界に触れてみませんか?

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大阪クラシック YouTube チャンネル『Osaka Classic 2021』

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