御堂筋NEWS

さまざまな角度から御堂筋をご紹介します。

「御堂筋グランピング2025」を開催しました!

今年も9月26日(金)から28日(日)にかけて、いちょうテラス高麗橋前で「御堂筋グランピング2025」が開催されました。
大阪市建設局が進める「御堂筋サテライトプラン(with御堂筋)」の一環として行われた本イベントは、「長く滞在したくなる空間づくり」をテーマに、御堂筋の新しい使い方を探る社会実験です。

親子で楽しむ「コケ玉教室」

芝生エリアの一角では、近隣の幼稚園の園児を対象と下「コケ玉教室」が行われていました。
親子で参加され子どもたちは小さな手で土を丸め、苔を巻きつけながら形を整えていました。
親が声をかけてサポートする様子も見られ、それぞれが自分のペースで制作を進めていました。
完成した苔玉を手に写真を撮る姿や、作品を見比べて笑い合う場面もあり、会場全体が和やかな雰囲気に包まれていました。

老若男女問わずに楽しめる「モルック体験」

近くの芝生エリアでは、日本モルック協会の協力による「モルック体験」が行われていました。子どもたちはスティックを構えて木製ピンを狙い、倒れるたびに歓声を上げていました。
外れても笑いながら再挑戦する姿が見られ、「次はどこを狙おうか」「何点をねらう?」と話し合いながら、親子や子どもたち同士で楽しむ様子が印象的でした。
そのあとはご婦人がお友達同士で挑戦されたり、老若男女問わずに側道での非日常的なイベントを体験されていました。

昼下がりのまちかどコンサート

正午を過ぎると、まちかどコンサートが始まりました。
12時15分のコンサート開始に合わせて人が集まり、通りを歩く人も立ち止まって耳を傾けていました。
FM大阪によるプレイリストもBGMとして流れ、御堂筋全体が心地よい音に包まれていました。
昼からの午後にかけて人通りが増え、ステージ周辺からいちょうテラス高麗橋には多くの観客が集まっていました。

いちょうテラスと側道をつなぐ新たな空間

今回の取り組みでは、側道のガードパイプが一部撤去され、人工芝とパラソルが設置されていました。
これにより、いちょうテラスと側道を一体的に活用できるようになり、通り全体に開放感のある空間が広がっていました。

通りを行き交う人がふと足を止め、音楽や緑に包まれた時間を共有する様子からは、御堂筋が“通り抜けるだけの場所”から、“立ち寄り、滞在し、楽しむ場所”へと変化しつつあることが伝わってきます。

パラソルの下で食事を取る人や、芝生の上で休憩する人の姿も見られ、
親子で楽しめる体験や音楽ステージなどを通して、訪れた人々が思い思いに御堂筋での時間を過ごしていました。

今年も、車中心から人中心のストリートを目指す「御堂筋将来ビジョン」を可視化する取り組みとして、「御堂筋グランピング2025」を実施しました。
いちょうテラスと側道を一体的に活用した空間づくりや、体験イベント、音楽ステージなどを通じて、
御堂筋で“滞在する時間”を楽しむ新たなスタイルを提案しました。
今後も「活力と風格あるビジネスエリア」を目指し、御堂筋のさらなる魅力向上とエリア価値の創出に取り組んでまいります。